-
展覧会2011.9.3~11.13
-
フィギュアたちの人生
※以下の文章は、開催当時のまま掲載しています。
フィギュアとは「人の形を模したもの」を指す一般的な言葉ですが、現状ではもっと広く「生きているものの形を模したもの」と捉えられています。
本展が提示するビジョンは「人はなぜフィギュアを、命あるもののように愛し、そして作るのだろう。」という謎です。
フィギュアは無機的なものであるにもかかわらず、私たちはまるで、彼らと共に生き、喜怒哀楽をも共有しているような快感にさえ落ち入ることがあります。本展では、アール・ブリュットの作り手による、紙やセロテープ、針金などの身近な素材だけで作られた素朴な造形と、アーティストによる多彩な素材と手法による造形をご覧いただきます。フィギュアに込められた多様で豊かな夢のカタチを追想して楽しんでいただく企画展です。
出展者
石野敬祐 / 大江正章 / 勝部翔太 / 金氏徹平 / 河野咲子 / 古賀翔一 / デハラユキノリ / BOME