NO-MA ARCHIVE(ノマ アーカイヴ)

展覧会
2017.2.18~3.20
キュレーター公募企画展「大いなる日常」

※以下の文章は、開催当時のまま掲載しています。

表現するという行為は、誰のものなのでしょうか?何かを表現するということは、限られた人に許された行為ではなく、無意識のうちに誰もが行っていることです。その人にとっては切実な習慣や愛着、ささやかなこだわりが、他の人にとって “表現” として発見されることもあります。また、ひとりでにはじまる表現もあれば、誰かの存在があるからこそできあがる表現もあるのです。わたしたちは自分以外のものと関係を結びながら日々生きていますが、表現においても、それは避けられない問題です。そして世界は、必ずしも人だけでできているわけではありません。この展覧会では、人や動物、植物、機械など、性質の異なる主体の恊働によるさまざまな表現を通して、表現のはじまりやそこにある他者との関係性のかたちを改めて見つめます。

出展者
AKI INOMATA / 杉浦篤 / 銅金裕司 / 戸來貴規 / やんツー / 吉本篤史 / トーマス・リバティニー

ページのトップへ戻る