NO-MA ARCHIVE(ノマ アーカイヴ)

展覧会
2006.2.11~3.30
障害者アートディレクター公募展事業 / 大地に生える氣

※以下の文章は、開催当時のまま掲載しています。

人間にとって偉大な存在である自然は、生命の根源であり、氣(エネルギー)そのものです。古今東西、土地の風土によって、様々な文明、文化が発展してきました。同じように、アーティスト達も自然から多くを学び取り、独自の世界観を確立してきました。
しかし、近年、価値観の変化や流通が発達していく中で、画一的なものが増え、「この土地でしか出来ないもの」が失われつつあります。様々な国の文化や生活様式を輸入している現代では、日本人としての伝統や文化ですら、危うい状況とも言えます。一方で、グローバルになっていく社会では、よりローカルなものの価値の方が高いように感じてなりません。
世界を視野に考えたとき、日本人としてのアイデンティティーは、やはり風土にこそあるのではないでしょうか。
今こそ、どっぷりと風土につかって、大地から湧き出てくるエネルギーに身を任せてみることを提案したいと思います。

出展者
藤野公一 / 砂澤ビッキ / 日當学 / 猪風来 / 村井崇 / 「無限抱擁」(工藤和彦×福祉施設西原学園&北の杜舎)

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