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展覧会2003.11.1~24
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オープン・プレ企画(2) 滋賀の粘土造形 [笑ふ土]
※以下の文章は、開催当時のまま掲載しています。
滋賀県の障害者福祉現場では、戦後間もないころから粘土を使った造形表現活動が始められていた。そのころヨーロッパでは、今でいうアウトサイダー・アートが精神病院などを中心に発見されつつあった。福祉施設の活動としてはほとんど前例のない日本においても、共時的にそういう活動が起こっていたことは興味深い。その活動と精神は「教育」と「芸術」の間を行き来し、時代と共に少しづつ変遷し、思考を重ねつつ今日にいたっている。言語表現の苦手な知的障害のある人たちが、自由を謳歌するかのように表現した粘土造形は、私たちを圧倒し、細胞の深部にえもいわれぬ心地よい振動を与えてくれる。
滋賀県の障害のある人たちの作品約40点を展示。